Grazie all’aiuto di sua moglie   ~内助の功~

Grazie all’aiuto di sua moglie   ~内助の功~

お休み初日から、風邪菌をもらったり、雪ですっころんだり、ズラタンがレッドカードをもらったり散々な内容でしたが、頂いた時間を満喫してまたお仕事だー!

働きまっせー!頑張りまっせー!(^o^)

チャリバの鳥居でございます。届いてますかハローハロー。

それはつい昨日の事。

昼ごはんも済ませ、飼い猫もまどろむそんな頃。

無言でちょいちょいと手招きする嫁・・・。

賭け事はさっぱりなワタクシでも悪い予感だけは当たるもの。

しぶしぶ近づくと、目の前に取り出しましたるはなんでも今放送しているフランス料理と料理人を舞台にしたというドラマの録画DVD。

なになに、これをお仕事の参考にしてね♪  と? うい奴め (*^_^*) などと思っていると、再生されるワンシーン。

喫茶店になにやら集う女性達。デカデカと映し出されたご予約のお名前は、

 
 
「飲食業の恋人や夫を支える女たちのオフ会」

 
 

 ・・・・コレハマズイ・・・・

あてにならない筈の第六感がうなり声を上げている。

もちろんその軟禁状態から逃げ切るすべもなく、強制的に視神経と内耳神経から伝達された情報は、

『料理人なんて時間も長いしー休みも少ないしー』

ズギューーーン  (  ゜Д  ゜)

『私なんて旅行もしたことない』

 グワァーーーーー  ( T o T )

『だいたい料理人てなんであんなにエラそうなの?』

ギョエェェーーーーー  (   T  Д T )  ゜ ゜ ゜

ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!

職場では、責任と自信を持ってシェフとして料理を作り、若いコの指導にも当たり、その他もろもろの仕事をこなし、美味しいと言っていただけるお客様もいる。

しかしひとたびおウチに帰れば、鳥居家序列原理 = 妻→長男→次男→猫→御主人。。

よくありがちな現代日本の風景ではあるのかもしれないけれど、2年位前にさすがに納得がいかずたまたまカウンターに来ていたBOSSに相談をしたことがあります。

『一番近くにいるはずの人が、一番自分を理解してくれてない気がするんです・・・。』

するとBOSS。

『 フッ。 』

っと、

それが現実だったのか自分の焦燥が生み出した幻想だったのか分からないほどの笑みを浮かべ、遥か遠い過去の記憶を手繰り寄せるような視線をたゆたうタバコの煙の中に落としながらこう言ったのです。

 
 
『 そんなもんだ・・・・・・・。 』

 
 

ええぇぇェェーーーーーーーーーーーーー!!

まさかボスもっ!!??

いやいやよもやボクたちの太陽・マサコさんがそんなわけがあるはずはない!

そこからは勿論よそ様のおウチの事情に立ち入ることはなく相談は終了となったわけですが、もっともっと仕事以外も頑張んないとね。

結局のトコロ、喧嘩してたってホントはたいてい妻が正しいんです。。

いつも普通に隣りにいてくれる人に、明日もう一度ありがとうを。

そして仕事は、欲望と感性のおもむくまま今年も突っ走ってゆくぞーー!

月の兎の涙も凍る、そんな寒い夜のお話でした。

Buona notte.

~ 季節限定ドルチェより ~

パリパリパートブリックで包んだストロベリーアイスとイチゴのオーブン焼き

              『 ヴェスビオ 』         ホットベリーソース

              – VESUVIO –

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