Figlio mio   ~ 坊(ぼん) ~

Figlio mio   ~ 坊(ぼん) ~

  

 長男。

めんこい。

でもナマイキ。

最近はありがたい説教までいただきます。謝謝。(-_-;)

屁理屈が多いところは父親譲りか。

昨日は二人で雪かき雪かき。

もうすぐ幼稚園の年中さんになる鳥居家のエースです。

     

そんなわけでみたびチャーリーズバーからお送りするお話は、、

 
 
19歳の頃、当時ソロになった奥田民生が「息子」という曲を出した時、「子供もいないのによくこんな詞を書けるもんだなあ。」と感嘆しながらも、同時に「自分に子供が出来たときどんな思いでこの曲を聞くのだろう。」などと物思いに耽ったものでした。

あれから十数年。その時は来て、今胸に去来する思いは『命のつながり』について。

生命が誕生して38億年。

自分が生まれ生きているということは、38億年前から何か一つの命とずーーーっとつながり続けているということ。不思議なもんです。

そして生きるためになにかを食べるということは、その生き物の38億年前から続く生命の連鎖を断ち切るということ。

それが例えば小麦であっても、トマトであっても豚であっても魚であっても、ウーパールーパーであっても。

「いただきます」とはただの食事の開始の合図ではなく、あなたの命をいただきますという思いなんだよ。とよく聞きますが、それはもしかしたら皿の上にある命だけではなく、ずっと続いてきたそのつながりへの尊崇の念なのかもしれません。

そんなことを考えていると、「料理」の素となる命を 『食材』 と呼ぶことさえ人間の傲慢なんじゃないかとさえ思っちゃいます。

てな事を思いながら毎日料理をしていると、とにかく感謝!すべてに感謝!すべての出会いに感謝!

大地に太陽に海に生命に、そして息子に。

なんだかこめんどくさい話になってしまいましたが、要するに言いたいことは「ウーパールーパーは食用だ」ということです。

               

         ウーパールーパーの唐揚げ

   - Fritto di saramandrina albina al limone con sale –

    

    注) 当店では提供いたしておりません。

        あ、イタリア料理でもないですから。

 
 
 
 
 
 
 
  君の手はこの地球の宝物だ

  まだ誰もとどかない明日へ

                          ~ 奥田民生 『息子』 より 

  

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