Sucre file    ~砂糖の糸~

Sucre file    ~砂糖の糸~

Q. 何を作っているんでしょーっか?

ミリオンスロットの回転とともに亡き逸見さんのお姿が思い浮かぶ響きではありますが、正解ははいこちら。

 

飴細工の一つ、糸飴でした。

通称、シュクレフィレ。

食事の最後を締めくくるドルチェに華を添え、可憐な女子達の視線を独り占めにし、キャー!カワイイ♥と言われまくるうらやましいやつです。代わってクレ。

材料は基本、砂糖・水。  以上。 

その他作り手の考えにもよりますが、当店チャーリーズバーでは水あめも加えるレシピで。昔働いたケーキ屋さんで得たスキルです。

作り方を簡単に言うと、

砂糖水を溶かして糸状に垂らし固めるだけ。カンタンカンタン♪

こんなのおウチでも楽勝だー。これでボクも女子達にモテモテかー?!ウハハ。

作り方をプロっぽく言うと、

砂糖の、過熱によって状態変化する特性を生かしシロップを過熱させながら水分を蒸発させ糖度を99.5%まで高めながら沸点も上昇させさらに粘性も高めつつ141℃のプティカッセを超えた時点で素早く冷却これが145℃まで上がってしまうとグランカッセと呼ばれる状態になってしまいこれはまたジャムとかに応用される技法なんです。

まあ要は女子にモテるのはいつの時代も大変だということですな。。ハァ。

 

   師匠直伝 レアチーズムース

      『 食後の幸せ 』

           – La felicita di dopo pasto –

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Figlio mio   ~ 坊(ぼん) ~

  

 長男。

めんこい。

でもナマイキ。

最近はありがたい説教までいただきます。謝謝。(-_-;)

屁理屈が多いところは父親譲りか。

昨日は二人で雪かき雪かき。

もうすぐ幼稚園の年中さんになる鳥居家のエースです。

     

そんなわけでみたびチャーリーズバーからお送りするお話は、、

 
 
19歳の頃、当時ソロになった奥田民生が「息子」という曲を出した時、「子供もいないのによくこんな詞を書けるもんだなあ。」と感嘆しながらも、同時に「自分に子供が出来たときどんな思いでこの曲を聞くのだろう。」などと物思いに耽ったものでした。

あれから十数年。その時は来て、今胸に去来する思いは『命のつながり』について。

生命が誕生して38億年。

自分が生まれ生きているということは、38億年前から何か一つの命とずーーーっとつながり続けているということ。不思議なもんです。

そして生きるためになにかを食べるということは、その生き物の38億年前から続く生命の連鎖を断ち切るということ。

それが例えば小麦であっても、トマトであっても豚であっても魚であっても、ウーパールーパーであっても。

「いただきます」とはただの食事の開始の合図ではなく、あなたの命をいただきますという思いなんだよ。とよく聞きますが、それはもしかしたら皿の上にある命だけではなく、ずっと続いてきたそのつながりへの尊崇の念なのかもしれません。

そんなことを考えていると、「料理」の素となる命を 『食材』 と呼ぶことさえ人間の傲慢なんじゃないかとさえ思っちゃいます。

てな事を思いながら毎日料理をしていると、とにかく感謝!すべてに感謝!すべての出会いに感謝!

大地に太陽に海に生命に、そして息子に。

なんだかこめんどくさい話になってしまいましたが、要するに言いたいことは「ウーパールーパーは食用だ」ということです。

               

         ウーパールーパーの唐揚げ

   - Fritto di saramandrina albina al limone con sale –

    

    注) 当店では提供いたしておりません。

        あ、イタリア料理でもないですから。

 
 
 
 
 
 
 
  君の手はこの地球の宝物だ

  まだ誰もとどかない明日へ

                          ~ 奥田民生 『息子』 より 

  

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Millefoglie    ~千枚の葉~

出来ましたよー。

チャーリーズバー・ニュードルチェのお披露目です。

          

         キャラメルバナナムースのミルフィーユ

  - Millefoglie con crema caramellata alla banana –

キタコレーーーー!!

千本桜ならぬ千枚の葉・幾重にも重なるクレープ生地の舌触りと、その間にはさまれたキャラメリゼしたバナナムースと隠し味の洋酒の風味が相まって、食後のひとときを再び官能の世界へといざないますゴクリ。

この一品、先月誕生日を迎えられた当店の常連様、Mr.フィリップのお祝いとして特製したものをメニュー化しました。

お料理にあまり興味が無い方でも薄々お気づきかと思いますが、コレ作るのスゴイ手間がかかります。(^_^;)

まずクレープを千枚並みに焼いて・・・

バナナムースを仕込む・・・

それからシャンティィ(ホイップクリーム)をたてて・・・

あとはひたすら重ねるぅぅぅ!うおぉぉぉ! クレープ、ムース、クレープ! シャンティィ、クレープ、ムース! シャンティィ・・・・ 以下続く・・・

そんなボクらの気合いの結晶。

ご来店の際はぜひぜひ~♪

シェフが作るのうんざりし始めたら、終了となりま~す。(^o^)

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Brodo   ~ブロード~

今日もチャーリーズバーではコトコトコトコト・・・・・・。

ワタクシシェフ鳥居は5台しかないガスコンロの一つを忙しい中独占して、『ま~た鳥居さんが何か煮込み始めたよ・・・。』と、斜め後ろ頭らへんに林檎さんではなく相棒・松本君の視線を痛いほど感じますが、

辛抱して待つこと7時間。

『ブロード ペル リーゾ』の完成です。

長いので店ではブロード・リーゾと呼んでおりますが、あとはこれを丁寧に漉したら美味しいおダシの出来上がり。

ご存知の方も多いと思いますが、ブロードとはイタリア料理の背骨の一つ、ダシのこと。

日本に生まれたのですから、ダシの大事さはもちろんみんなの知るところ。コンブしかり。カツオブシしかり。

チャーリーズバーでは基本9種のおダシさんを常備。

比内地鶏ガラのブロード  『ブロード ディ ポッロ』     – brodo di pollo –

仔牛骨髄の出し汁   『スーゴ ディ カルネ』   - sugo di carne –

魚の骨とアラからとった  『ブロード ディ ペッシェ』  - brodo di pesce –

麦香豚コツとすね肉で  『ジュ ド ポール』      - jus de porc –

海老の殻から  『ブロード ガンベロ』      – brodo gambero –

牛スジをこんがり焼いて  『ブロード ディ カルネ』   - brodo di carne –

香味野菜のやさしい味  『ブロード ベジターレ』   – brodo vegetale –

ウサギさんの骨を煮込んだ  『ジュ ド ラパン』  - jus de lapin –

鳩さんの 『ジュ ド ピジョン』    – jus de pigeon  –

そのほか余った骨や端肉を削ったり、魚の頭なんかがあれば香味野菜と共に寸胴へ Go to Heaven !  新たなる役割へと昇華いたします。

ちょびっとフランス料理のお知恵も拝借しておりますが、ブロードの種類だけなら県内イタリアン随一を自負しております。

ま、ただ多ければいいわけでもないんですがね・・・。必要だから作ってるだけです、ハイ・・・

そんなわけで今回新しく仲間に加わりましたのが冒頭のブロード・リーゾ君。

他のブロードは汎用性が高くスープやソース・煮込みになどに大活躍ですが、このリーゾ君はリゾットを作るためだけに生み出されたVIP待遇のブロードなんです。

材料もVIPなもんで、他の仲間たちは基本一種類の素材を使い個性を強く出しますが、こやつ、牛骨・牛スジ・鶏ガラ・手羽先とみんなのいいとこ取りをしてその味わいが渾然一体となった複雑な味のブロードなのですゴクリ。

このレシピは秘伝なんですが、北イタリア・ピエモンテの巨匠ピエロ・ベルティノッティ師の影響を色濃く受け、冬場には牛骨、スジの割合を増やしややこってりに仕上げたり、夏場は鶏ガラ、手羽先を増やしてあっさりめにしたりしているわけです。

こんなダシ汁で生米を炊き上げていくんですが、リゾットには大きく分けて2種類あります。

まずさんざん言ってきたこのダシ汁を、米に含ませていき炊き上げるリゾット。こちらはややレストラン的。

もう一つは、他の旨みになる食材を加えてから塩を入れたお湯で炊き上げるリゾット。こちらはやや家庭的。

少し乱暴な言い方をすると、前者が炊き込みご飯。後者が混ぜご飯といったところ。旨みの素がコメの中にあるか外にあるかの違いですな。

『 料理という感覚的で瞬間的な世界においてその根本を為すものの一つは、「定義」と「解釈」である。

定義なき創作はただの思いつきであり、むろん解釈など有り得ない。

解釈ありき創造を経て生まれたものこそが、その料理と料理人の「個性」と成り得るのだ。 』

とのお言葉はジャンジャック・ルソーでしたでしょうか?西野カナでしたでしょうか?

いや、どちらでもないかもしれません。

そんなチャリバのリゾット、裏メニューにて数量限定絶賛好評提供中!

ご入用の際は、リゾットありますか?と、こそっとお尋ねくださいませ。

ブログ見ててくれたんだーー(T_T)とシェフはさぞかし喜ぶことでしょう。

最高の仕事をお約束致します。

   ~本日の裏メニューから~

イタリア米カルナローリを秘伝のブイヨンで仕立てた本物のリゾット piatto Ⅲ  

        - 生ソーセージ・牛アキレス・菜の花 ー   

          -  Risotto verace alla  “San Marzano”  –

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Nel pranzo di capodanno 2     ~新年会にて 2 ~

そんなわけでその扉の向こう側。

予約の名前は『盛岡イタリアン青年部会』と勝手に命名。

通される二階。軋む階段。南部曲り屋の廃材を使って作られたという趣のある店内が逆に、鳥獣戯画の宴のごとく展開されているであろうその襖の向こうを否応にも妄想させます。

覚悟を決めてその引き手に手を掛けようとすると・・・

「鳥居さ~ん。ひさしぶり~♪」

ビクッてなったよもう(;_;)

気配を消し背後から声をかけてきた彼女の名は、紺屋町のうら若きソムリエール・上月嬢。

鳥居さ~んなんて言っているコウヅキですが、その数十分後にはその鳥居さんに日本酒をぶっかけるなんてつゆ知らず。鳥居さんもそんな不条理な運命にあるとはゆめゆめ思わず。

でワタクシどもが結局一番乗り(^^)

しばし待つこと5分。

最初にいらっしゃったのは、ワタクシが敬愛してやまない小沢シェフ!8年前小沢さんに出会わなければ今の自分は無いと思っているほどの大恩人であり、憧れであり目標です。

自分も必死で努力してムリをして、やっと顔を上げて小沢さんの方を見ると、もっと先に進んでる(;_;)という存在です。そして今日も小沢さんは、『何、鳥居君はあれなの?』といつもの口癖から話し始めるのでした。

して次に現れたのは、ワタクシの弟弟子にもあたる鹿沢シェフ。年下にもかかわらずオーナーシェフを務めるというすごい人です。いっぱいイジっちゃってすいませんでした。絡みやすくて。。ごめんなさい。

そして鹿沢さんと一緒に現れたのが今回の爆弾男、アツユキさんです。この男危険です。取扱い注意。にこやかな笑顔と共にさらっと暴言を吐き、そうそうたるシェフ達の同時ツッコミを受け、笑いの渦に巻き込んでいきます。贅沢な奴。でもイイヤツ。

しばらくしてワタクシと鹿沢さんが、やれ上座はどこだ、下座はどこだと盛り上がっているところにいらっしゃったのが、今回の会のきっかけであり発起人である福山シェフ。盛岡のイタリア料理個人店で一番長いんではないかというお店で9年間以上シェフを務めるこちらもすごい方。福山さんとは料理観がとても似ていると感じていてよくお話しさせていただいております。ありがとうございます。

ほどなくして、盛岡で生パスタっていったらこの方!盛岡イタリア料理界の貴公子・岡元シェフの登場です。

年末の忙しいところ何度も伺いましてすみませんでした。今回とても貴重な話をたくさん聞けました。ありがとうございます。

岡元さんはちょっぴし時間にルーズなところはイタリア人の心意気?!と勝手に思い込んでいたんですが(ごめんなさい)、今日は来るの意外と早いぃぃ!

これもお連れになられた伴侶様の賜物なのでしょうか?まだ心の準備がぁぁ(汗) とりあえずあいさつ!『おつかれさまですっ!!』

して時間もきたのでとりあえず乾杯。

さてさて次に現れましたるは、ヌッフデュパプのイタリア大臣、ショウさん。いつもにこにこ大人の余裕。しかし秘めたる情熱は人一倍。ヌッフの青き炎です。今話題の南部生パスタプロジェクトチームの一員として、日々新しいパスタを開発中。

そんな昌さん。愛猫家。数年前から子猫ちゃんとラブラブのご様子。カワイイですな(*^_^*)

しかしワタクシこの子猫ちゃんがはたしてネコ科なのかヒト科なのかはいまだに図りかねております・・・・

んでまたカンパ~イ。少し遅れて到着したのは、自他ともに認める万能料理オタク・八重嶋さん。

あなたは天才です!そしてヘンタイです。料理に対してね。(褒め言葉)

八重嶋さんのこなれた音頭でまたカンパ~イ♪

さてここから始まる八重嶋さんの蛸引き包丁談義。さすがオタク・・・。それに終止符を打ったのがかの爆弾男の『それ必要なんすか?』

お前は・・・・・・・

それから何人か合流し宴もヒートアップ。

熱を帯びる語気。ぶつかる魂。飛び散る汗はさながら主の涙か?そんな中密かに増え続けるのはアクネ菌か?

シェフ達から発せられる空気の震えは言霊となり、酒の神バッカスの御力により心地よい旋律となって座敷を包みます。

アツユキ君の周りだけは大きな嵐となり、奏でるメロディはさながらピアノソナタ『テンペスト』の様。

そんなこんなで6:00~12:00まで飲み放題させていただいた盛岡イタリアン青年部会一同は大きな問題もなく、無事大団円を迎えることとあいなったわけであります。

それから皆様それぞれ帰宅の途につく・・・・・・・わけでもなく、二次会に向かうわけですが、そのお話はまたどこかで。。

次回は、夏の陣、納涼会となります。

今回都合で来れなかった皆様、店休日が合わず誘えなかった皆様、興味がある皆様。

高い志を持っている方なら誰でも大大歓迎です!ぜひぜひ鳥居まで~。

それではまた。

夏にお会いしましょう。

おつかれさまでした。

 

 ~本日のスペチャリテより~

       白子のポワレ 冬野菜と比内鶏のブイヨンのやさしいソース

  –   Latte di pesce con salsa brodo di pollo in ortaggi al burro  –

 
 
P.S   岡元さん。

     うちの若いのがムリヤリ日本酒飲ませてスミマセン。

     あとで菓子折り持って伺います。

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Nel pranzo di capodanno    ~新年会にて~

少し前の話になりますが、新年の賑々しさもやや落ち着いてきたとある月曜日、盛岡イタリアンのシェフ達が一同に会するという恐れ知らずの初の試みが催されました。

一同に会するというのは少し語弊がありますが、集まったのは20代、30代のシェフの皆様。

恐れ知らずというのは、とにもかくにもみなさんそれぞれのお店を背負って立つ、こだわりと自信と誇りを持つ人達。もうひとクセもふたクセもあります。

話を聞きつけた周りの人からは、『大丈夫?』とか『喧嘩しない?』とか心配されました。(^^)

そもそも事の発端は、我々の大先輩、盛岡イタリアン重鎮シェフの、

『オマエラ若いのも集まってなんかやれよ。』

だったそう。

ヒー。怖いです(;_;)

そんな訳で決定した運命の日。

厨房のカレンダーにマジックで書き込みますわな。

『決戦』と。。

そして無情にも刻んでいく時間・・・流れてゆく毎日・・・仕事に忙殺される日々の中でも頭の片隅には必ず重鎮の顔と言葉が・・・

で、迎えた運命の日。the fatal day.

fainal dayにならなければよいのですが・・・

場所は菜園・某和風居酒屋。17:50。晴天。気温3°c。

これから始まる6時間に及ぶ戦い。

ワタクシは2割の緊張と、7割のワクワクと、1割の尿意を胸に、その重い扉を開けたわけです。

チャーリーズバーの鳥居シェフとして・・・

ーー続くーー

 

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il pane   ~パン~

当店のパンは自家製で提供させていただいております。

パン生地はシェフ担当。 

毎日コネコネ。

ちなみにピッツァ生地は相棒、アップレンディスタ松本君の担当。

毎日毎日コネコネコネコネ。

そんな僕たち、チャーリーズバー。

再びシェフ鳥居です。

事の始まりは昨年の震災後。

営業出来ない数日間を経て、店も片付いた、状況も把握した、何とか開店OK。というところで、パン屋さんがパンを作れないとの事(汗)。

イタリア料理屋にパンが無いんじゃ、定食屋にご飯が無いようなもの。

懊悩煩悶、東奔西走。あれこれやってたどり着いた結論は、『売ってないなら自分で作ろう。』

しかし思うのは簡単。

『お金を頂けるものに仕上げる。』

ここからがもう大変。

イタリアパン『フォカッチャ』や『チャバッタ』ならお手のもの。

でも欲して久しいのは愛しのパン・ド・カンパーニュ。お隣りフランスのものであります。

全然ワカラ~ン。

そんでもって調べる調べる調べる試作試作試作。

ー中略ー

そしてやっとたどり着いた今のバゲット(涙)。愛娘みたいなもんですはい。

県産小麦ゆきちからとライ麦を使い、水はいろいろ試した結果フランス・ノルマンディの硬水。酵母はりんごかぶどうから取りたいけれど発酵時間がとてもかかるのでやむなく生のイーストでグッと我慢。

それをコネコネミキシングして、一次発酵、二次発酵、三次発酵を経て、焼成とあいなります。

発酵中・・・ムクムク。

 焼き上がり。ややデコボコですな・・・

 

で切り分けて提供。これが『チーズ盛り』や『ツブ貝のブルゴーニュ風』、『ハマグリとエビ・ブロッコリーのシャンパン蒸し』なんかと共に日の目を見るわけです。congratulazioni ! !

イタリア料理屋としてパンを焼いていて実感することは、、

やはりパン屋さんはスゴイ。

なにせ酵母さんは菌でして生きてらっしゃいますから、もうきまぐれ。じゃじゃ馬娘です。どう来るか分からない。今の自分には。とにかく綺麗に毎回同じ形に仕上げるのが非常に難しい。

でもパン職人さんは違う。

空もまだ白んでさえいない時間から、食材から生地までわが子のように常に見守り、すべての温度、湿度、状態に気を配り、毎日変わらぬものを作り上げる。

日々色んなところで何となく目にするものも、当たり前じゃない、きっと奇跡のようなことだと思うのです。

『料理とは、科学的根拠と歴史的経験に裏付けられた、知識と技術の産物である。』

との言葉はウイリアム・シェークスピアでしたでしょうか。大槻ケンヂでしたでしょうか。

いや、どちらでもないかもしれません。

とにかく言いたいことは、パン屋さんて、SUGEeeeeeeeeeeeeeee!!!!!!!!!!

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