「芽かきの時季です、要らない芽は掻き取ってしまいますので、
いらっしゃいますか」 と 自醸ワイナリーからお誘いが!
ポカポカ陽気の5月21日金曜日の朝、出かけてきました。
栽培責任者の吉田さんにあれこれ質問しながら畑を観察!

ツヴァイゲルトの新芽

こちらはカベルネ、晩熟品種だけあって、やっと芽ぶきが始まったばかり
枝の先端から芽が出る傾向があるようですね、躍動感があります!

こちらはシャルドネ、3年目の若木
シャルドネもツヴァイゲルトと同じくらいの成長具合。 新緑が鮮やか!

シャルドネの新芽
太陽に向かって、グイ!と頭をもたげて力いっぱい陽を浴びてます!

枝から だけでなく幹から直に芽出すものも
枝よりも太い幹には養分が多く蓄えてある為、新芽の色が違います
黒っぽい? 赤っぽい? のが解りますか?
アントシアニンが豊富なのでこういう色になるのだそうです。
アントシアニンは抗酸化作用がある すなわち殺菌作用があり
新芽が病気に罹らないように保護しているわけです!
アスパラが土から出てきたときも紫がかっているし・・
山でシドケの芽出したのを土から掘り出したのも紫・・
ちゃんと護られているのですね・・

枝から芽出したものは青々としています
でも節々に赤紫が見えます! 去年の登熟がうまくいったようです!

葉を拡げ、これから伸びていくぞ!と言う葉っぱ。
よーく見ると葉のギザギザの先っちょは赤く、丸みをおびています
(オレンジで囲ったところ)
成長する養分がぎゅーっと集まってきているのだそうです! がんばれ!
まさに 成長点!
よーく見るとシミやシワが目立ってきた自分・・ 成長点が欲しいーー

新芽を観察していたら、透明なツブツブを見つけた!
(オレンジで囲ったところ)
おや?まさか虫の卵では? たいへんだー! 「これ、大丈夫すか?」
「ああ、これは真珠腺(しんじゅせん)といって、活発に新陳代謝が行われているときに見られる分泌液ですよ、元気な証拠!」
そーなんだ! 新陳代謝か・・最近弱いかも・・ 真珠腺が欲しいーー

てんとう虫がのんきにやってきた!
農薬に敏感なてんとう虫が遊びに来るなら 「安全、安心」
春の遅れで始まった今シーズン・・ 予断の許さないシーズンになりそう・・
「気温が低い位ならいいですが、雨が多くてカビが蔓延すると心配」
と吉田さんも言っていました。
天候が厳しい年こそ、人間の 関わり方にかかってます!
いかに ブドウを導いてあげるのか・・ 腕の見せ所です!
人間の関わり方、介入の度合いについてはそれぞれご意見があると思われます。
太陽の弱い年に 真っ黒いワインを造れ と言う訳ではないんですが。
飲み手が 美味しいと思ってこそ! と思うので。
土壌改良の成果も見えてきている今年の自醸ワイナリーに期待です。

フルーツパークというだけあって、ブドウだけじゃありません
こちらは リンゴ園 品種は・・ 忘れました。
最高に見ごろの満開状態! りんごの花の香りでむせ返るようです!
いや、リンゴの花見のほうが 桜の時季より暖かいし 盛岡向きかも!
来年は フルーツパークで 「リンゴの花見会」 といきたいですね。

ブーン ブーンと羽音がして、本能的にハッとすると 大きなクマンバチが!
うわ、ヤバイ と逃げると 「クマンバチは刺さないですよ おとなしいから」
えー、でも「みつばちマーヤ」でも「みなしごハッチ」でもクマンバチは最強の
悪役じゃなかったっけ?
スズメバチのことを「クマバチ」「クマンバチ」と呼ぶ地方もあって混同されているところがあるそうなんです。
クマンバチのオスには針がないんだとか。 知らなかった。

これはサクランボの花
去年はサクランボの花をクリクリしたけど、今年は花保ちが悪く、3日ほどで散ってしまったとか・・
天候不順・・ 口蹄疫・・ ちょっと自然界の乱れが気になりますね。